PG/APT 音響強度テストタンク
PG/APTは,今までの音響強度測定タンクシステムが持っていた多くの問題を解消し、小型化して、さらに最近の高 性能超音波機器に対応出来る可動式の集積プラットフォームを実現するために、基礎から全て新しく設計されました。製品開発と行政機関の規制に必要とされ る、迅速で信頼性のある音響出力測定の研究に、20年以上に亘って直接携わって来た経験が、その設計に生かされています。
使い易さ追求した設計
この音響強度測定タンクシステムは、工業規格に適合した“下向き”方向(トランスジュサーのケーブルと操作員の手が水に触 れない)に構成され、有効ハイドフォン走査範囲は20x20x20cm です。またソフトウェアによるバックラッシュ修正なしで正確かつ再現可能な位置づけを保障するために、高質品のリニアベアリングとリードスクリューを使用 したことが特徴です。その結果、標準位置分解能力は全方向につき0.02mm以下です。またこの音響強度タンクはいくつかの新しい特徴を持つ設計により、 測定のセットアップ手順を非常に簡素化し、かつ測定サイクル時間を短縮することができるようになっています。この機能を果たすものとして、使い易いギンバ ル取付け調整を備えた汎用プローブホルダーと、ハイドフォンの取付け/取外しの際に道具を必要としないで簡単に取外しのできる、ハイドフォン保持器(下図 参照)があげられます。音響強度タンクは水の充填と排出を容易にするため移動が簡単に出来るように設計されており、また試験下のシステムの近くに設置でき るように設計されています。
環境や条件にフレキシブルに!
音響強度タンクは高度に完成された音響測定システム (AMS) ソフトウェアを用いて操作されます。音響強度タンクはイーサーネットに基づくインターフェイスを使用するため、既存するIT環境に迅速に組み込むことがで きます。内蔵するインターネットハブとオプションのイーサーネットに基づくオシロスコープを用いて、全システムをネットワーク上のどこからでも遠隔操作と 監視をすることができます。また、Sonora AMSソフトウェアプラットフォームは、試験下のユーザーシステムを操作できるように構成されるので、色々な変数条件下での試験を無人で繰り返すことがで きます。
Turn-Key操作
AMSソフトウェアとPVDF ハイドフォンを組み合わせることにより、音響強度タンクシステムは音響強度測定技術者に、完全なスイッチを入れるだけでよい、誤操作なしの音響特性測定ステーションを提供します。
多彩なオプション
オプションのトレーニングはSonora社のある米国コロラド州Longmont、またはお客様のご使用場所において行う ことが出来ます。また頻繁に求められるオプションとして、お客様独特の要求に応じてAMSソフトウェアを個別仕様にすることがあげられます。お客様の特注 仕様に対応するAMSソフトウェアをご提供することも可能です。Sonic Tech, Inc.とMark Schafer博士が、このソフトウェア個別仕様サービスを行います。
プラットフォーム寸法
長さ = 69cm
幅 = 82cm
高さ = 80cm
重さ = 60kg
仕 様
1 – イサーネットオッシロスコープ 2 – 防水電気キャビネット 3 – イサーネットモーター制御 4 – (3) 5-フェーズドライバー 5 – 24V Din レール電源供給器 6 – (2) 24V 冷却ファン 7 – (2) 2.5” 排気ポート 8 – 24V モーター制御リレー 9 – 5-ポートイサーネットハブ 10 – (2) 115/220VAC 電源 11 – 緊急モーター切断スイッチ 12 – 防水隔壁 13 – 45cmX45cmX45cm ポリエチレンタンク 14 – 2.54cm パイプ 排水バルブ付き 15 – 陰極処理アルミハイドロフォンホルダー 16 – ケーブルトラックキャリアー 17 – ステッパーモーター 18 – 陰極処理プラットフォーム 19 – 変更可能レール構造 20 – ギンブル調整汎用プローブホルダー 21 – プローブホルダースライド 22 – (4) ブレーキ付きキャスター 23 – 調節可オッシロスコープホルダー 24 – X-スクリューロッド 分解能= < 20μM 25 – Y-スクリューロッド 分解能= < 20μM 26 – Z-スクリューロッド 分解能= < 20μM 27 – ノートPCスタンド (オプション) 28 – オッシロスコープ傾斜造作 29 – 手動調節モーターノブ 30 – 2.75m電源ケーブル |
9, 10, 11, 12, 27, 30は陰になって見えません |